Press release: 1999-12-08: Sekai Saisoku Saidai no Network Game Server System o Kouchiku
From Sega Retro
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世界最速・最大のネットワーク・ゲーム・サーバー・ システムを構築 〜毎秒60フレーム同期通信と5000人以上の同時接続を実現〜 1999年12月8日 株式会社ISAO CSK・セガグループのアミューズメント・オンライン・サービス企業、株式会社イサオ(本社:東京都港区、代表取締役社長:福島 吉治)は、この度、世界最速・最大のネットワーク・ゲーム・サーバー・システムを構築しました。本システムの稼動により、同期通信対戦型ゲームなど、リアルタイム性の要求度の非常に高いゲームも、ストレスなくプレイできるネットワーク・ゲーム環境が実現しました。 新システムは、5000人以上の同時接続が可能なネットワーク・ゲーム・システムとして、世界初の毎秒60フレーム対戦を実現しました。 さらに、プレーヤーが自由に大会を設定できる機能、他人の対戦を観戦出来る機能、チャットが出来る機能など、ゲーム・システムとしては画期的なコミュニケーションを広げるタイプの新機能を備えました。 新システムは、これらの機能により、家庭にいながらにしてゲームセンターさながらの臨場感楽むことができるなど、ネットワーク・ゲームの可能性を拡大させるものです。 本システムの初動ゲームタイトルは、12月9日発売の株式会社セガ・エンタープライゼスの人気3D対戦型シューティング・ゲームタイトル "電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム"です。 本ネットワーク・ゲーム・サーバー・システムの特長は以下の通りです。 【 リアルタイム性を追求した低遅延ネットワーク 】 ネットワーク・ゲームは、ネットワークを介して遠隔地の見知らぬ人ともプレイできるなど、今までにない、新しい遊び方ができるため、人気、期待ともに高く、今後成長が予想されるネットワーク・コンテンツです。そのなかでもアクションゲームや対戦ゲームなどは、ネットワーク・ゲーム化へのニーズが高い分野です。 しかしながら、この分野のゲームを、快適にプレイでき、かつ、ゲーム・ファンにご満足いただける作品にするためには、ネットワーク上で同期通信を行う必要があります。しかしながら、従来のネットワーク環境では、レイテンシー(ネットワークの遅延性)の発生により、ネットワーク・ゲームで要求されるレベルの同期通信の実現は困難でした。例えば、毎秒60フレームの情報処理スピードを求められるアクション・ゲームでは、レイテンシーが、ゲーム・プレイヤーの指示通りにキャラクターが動かないなどの問題を引き起こすため、スピードや躍動感が重要となる対戦型ゲームは、事実上機能させることができませんでした。 今回開発の新システムは、インターネットの1/4〜1/3にレイテンシーを抑えることにより、プレイヤーに遅延を感じさせることなく毎秒60フレーム対戦を実現することに成功。同期通信対戦型ゲームのインフラとして充分なリアルタイム性を確保しました。 【 ユーザーフレンドリなネットワーク環境 】 ネットワーク・ユーザーがストレスを感じることなく楽しめる、ユーザー・フレンドリなネットワーク環境を目指しました。 (1)回線混雑回避 本システムは、5000名以上の同時接続が可能と、ネットワーク・ゲーム専用システムとしては世界最大規模です。さらに最新のネットワーク技術と、回線数の大量確保により、回線の混雑等でプレイに支障をきたさない環境を整えました。 (2)プラグ アンド プレイ 今回のシステムを構築するにあたってはプレイヤーの利用しやすさを追求。ドリームキャストのネットワーク会員であれば、ゲームソフトを買ったその日に、すぐにネット・プレイができるようになりました。 通話料も国内一律1分9円(昼間は1分10円)とることで、プレイヤーの在住地域による通話料の不公平をなくしました。また、そのための登録も一切不要としました。 【 ネットワーク・ゲームの可能性を広げる画期的な新機能 】 新システムにより、ネットワーク・ゲームの可能性はさらに広がります。初動タイトルの"電脳戦機 バーチャロン・オラトリオ・タングラム"ではネットワーク・ゲームとして世界初の機能も含め、様々な画期的な新機能を実現しました。 (1)世界初!トーナメント戦や総当り戦などの大会設定機能をはじめとする多彩な対戦機能 家庭用ネットワーク・ゲームでは世界で初めて、トーナメント戦、総当り戦、チーム戦をリアルタイムで行なえる機能を搭載しました。さらに、勝ち抜け、負け抜けなど様々な対戦ルールが設定できます。 (2)世界初!リアルタイムで他人のプレイを見ることができる観戦機能 プレイするだけでなく、他人同士の対戦を観戦する機能。家庭でもゲームセンターさながらの臨場感が味わえます。レイテンシーの要因となりやすい観戦機能ですが、今回、多数観戦しても対戦者の通信スピードに支障をきたさない環境を実現しました。さらに、観戦中には、他人のプレイを観戦しながらリアルタイムでチャットができる機能を搭載しています。 (3)リアルタイム・チャットなどのコミュニケーション機能 友人を瞬時に探し出すページャーを装備するなど、ロビーでのチャット機能も充実。他にも対戦しながら、ショートメッセージを送る機能など、ユーザー・コミュニケーションの楽しさをゲームの楽しさに融合しました。 ※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。